この記事を読んだとき、「それはそうだ!」と納得したのは私だけではないと思います。記事は英語圏で有名な旅歩き雑誌「ロンリープラネットトラベラー」が読者向けに実施した調査を公開したものです。「一番思い出に残った旅体験」のTOP 5をリストアップすると言う調査内容。結果は「オーロラ」が断然NO.1。なんと調査に参加した方々の過半数が「オーロラ」をトップ5に掲げたのです。
北欧はやはり他には無い貴重な資源を持っている事を惜しみなく物語っている結果となっています。必ずと言っていいほど思い出に残るこの経験を「生涯一度は必ず」と願っている方も多いのでは?
私は何年か前に一度オーロラを体験しています。ノルウェー北部、ソットランドと言う小さな町で友達を訪ねていた時の事です。一面氷と雪で覆われている山とフィオルドに挟まれた山小屋で一泊。昼ごはん替わりにスナックのワッフルを食べ終わったころには外はすでに夕日。次第に暗くなる空を見上げながら「帰る前にオーロラが見れますように」と心の中で思わず祈ってしまうものです。薪ストーブがごうごうと音お起てながら小屋を温めると同時に外の気温は夜にかけてどんどん寒くなりしばらくコーヒー片手に親友と話し込んでいると天空の巨大なカーテンが知らぬ間に頭上で渦を巻いている。まさかと思い防寒着も忘れて外に飛び出し震えながらでもなかなか目が離せない光景を唖然と見上げ、時間がたつのを忘れてしまうのです。
オーロラ経験達は皆似た様な話なのではないかと思います。めげずに北欧の暗い、寒い冬に立ち向かう旅行者を「よくやった」と褒めんばかりに大自然が世界一のライトショーを見せてくれる。これ程思い出に残る経験はそうめったに無いでしょう。
/ポール
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